物語のそとは大変です。
また読書記録です。
また江國さんです(笑)
心の浄化作用が(個人的に)ある気がしているので、ついつい何度も読んでしまいます。
主人公たちの年代が今までの江國作品とは異なり、50オーバーと思われるのが新鮮。
そして相変わらず、登場人物たちが素敵なお名前。鳩十とか、雀とか。
江國作品は果歩とか、華子とか、魅力的な名前が多く出てきて、いつか自分に子供ができたら・・・なんて思ってたけど、いつか・・・は一生コナイこともあるwww
そんなことは置いておいて。
中でも主人公稔くんが読んでる本の内容まで、作品中に出てくる。そちらも本編も気になる感じ。そして本は2冊!本編と2冊の分の計3冊の読後感はあります。
その本の流れと共に夏の雰囲気にだんだんと秋の訪れも感じさせたりして、もうさすが江國さん!という漢字です。
そういえば小学校のころ、昼休みや夏休みに図書室もしくは図書館でひたすら本ばかり読んでいたなあとか思い出したりもしました。あのころは本の中に冒険しにいく気持ちだったなぁ。
きっと江國さんもそのような思い出があり、本の中でも外でも読んだり、書いたりしているのだろうな。うらやましいなぁ。
ところで。
ちょっと子供の話にも触れたので、プライベートなこと話してしまいますがうちには子供がいません。
選択した、しない・・・という明確なものはなく、自然には授からなかった。
そして欲しい・欲しくないの気持ちの前に、漠然と、「まあ結婚したら、いつかできるだろう」という意識だけあった。その意識が日本根底にあることに、後から自分自身が傷つくのだけれども・・・
そのうちに持病が悪化したり、MSになったり、自分のことでいっぱいいっぱいになって無理だなぁと思い、夫にも相談したけれど、私と認識が一緒(もしくは認識を一緒にしてくれた?)とやさしく寄り添ってくれて、今がある感じ。
お互い仕事もあるし、お金にもまぁ余裕はある方なので、気ままに外食したり、旅行したり、好きなことに投資はできていると思う。
ただ、お互い仕事が充実していない。
貯金もできていない。
そして満足に主婦業もできていない。
夫の胃袋をつかむとか、そういうことも皆無だし、作っても簡単なものとか鍋とか。ああ、この人のことをもっと幸せに、子供もつくってあげられるすてきな女性がいたんだろうな・・・とかヒトゴトにように思ってしまうダメ人間。
ああ、またマイナス思考ですね。
せっかく選んでくれたのだから、できるときはしっかり夫のサポートをやろうと思ってはおります。家族を持つって、責任をとるってことなんだね。今更気付きました。