病を抱えながらもがむしゃらに生きること。
映画化もされた、「聖の青春」を今読んでいます。
きっかけは、病を抱えていて早世されたということと、若くして将棋界を牽引していたという天才だった…ということを知り、興味を持ったのがきっかけ。
まず、彼を取り囲むすべての人々の彼に対する愛情がハンパない。作者、ご両親、そして将棋の師となる人。みんなみんな彼に特別の愛情をもっているのが伝わってくること。
そして彼自身が病にまけず、一つ自分の信じる道(将棋)を突き進む行動力、力がとにかくすごい。
私なんて、毎日自分ひとりで生きるほど、病がひどくないにも関わらず、よくもわからない未来について、勝手に病気でできないんじゃないか?と妄想を膨らませて悔いてばかり。そして、自分には何一つやるべき希望も夢も仕事もないとあきらめて、日々省エネモードで目的もなく、ただ生きていいるだけ。そして家族がうつになったから…とか、文句ばかりたれている。
駄目だなぁ、と再認識した本です。
まだ読んでいる最中なのですが、彼がどのように羽ばたくのか、覚悟をもって読み進めたいと思っています。