ともこの日記。

人生消化試合。ただただ流されていくだけの毎日から、少しでも這い上がりたい。心に響いたモノ・コトについてつぶやきます。

病を抱えながらもがむしゃらに生きること。

 

聖の青春 (角川文庫)

聖の青春 (角川文庫)

 

 映画化もされた、「聖の青春」を今読んでいます。

きっかけは、病を抱えていて早世されたということと、若くして将棋界を牽引していたという天才だった…ということを知り、興味を持ったのがきっかけ。

 

まず、彼を取り囲むすべての人々の彼に対する愛情がハンパない。作者、ご両親、そして将棋の師となる人。みんなみんな彼に特別の愛情をもっているのが伝わってくること。

そして彼自身が病にまけず、一つ自分の信じる道(将棋)を突き進む行動力、力がとにかくすごい。

 

私なんて、毎日自分ひとりで生きるほど、病がひどくないにも関わらず、よくもわからない未来について、勝手に病気でできないんじゃないか?と妄想を膨らませて悔いてばかり。そして、自分には何一つやるべき希望も夢も仕事もないとあきらめて、日々省エネモードで目的もなく、ただ生きていいるだけ。そして家族がうつになったから…とか、文句ばかりたれている。

 

駄目だなぁ、と再認識した本です。

まだ読んでいる最中なのですが、彼がどのように羽ばたくのか、覚悟をもって読み進めたいと思っています。